人気機種紹介 Cisco SX20 Quick Set

2020年2月19日

当店で扱っている人気機種の紹介です。初回の今回はCisco SX20 Quick Set です。すでに販売終了となっていますが、中古の機器としてはようやく出回ってきている状態で大変引き合いが多い機種です。

Cisco SX20 Quick Set の特徴

Cisco SX20 Quick Set の特徴といえば、Ciscoのテレビ会議を使うならこれしかないという万能性でしょう。他のメーカーの機器は機能を絞って価格と性能でラインナップを揃えたりというものが多いですが、CiscoのSX20 Quick Set にはそういったものがほとんどありません。モニタ一体型がほしいといった要望には対応できませんが、会議室でテレビ会議をしたい。メーカーはCiscoとなれば、SX20しかないという感じだったと思います。

サイズもとてもコンパクトで場所をとりません。10年くらい前まではテレビ会議はデスクトップパソコンのサイズが一般的でしたが、チップの性能が上がって小さく収めることができるようになったので、本体も小さくなったということでしょうか。一つ前のモデルのC20も当時としてはコンパクトなものでしたが、発熱が気になるレベルでした。SX20ではそんなこともほとんどないようです。

この機種は長らくメーカーのキャンペーンで手頃な価格で提供されており、国内のシェアもこの機種のおかげでPolycomを抜くことになりました。販売当時は一番売れた機種だったということでしょう。

Cisco SX20 Quick setの機能

Cisco SX20 Quick Setの機能は端的に言うと必要にして十分ということになると思います。背面のインターフェースは非常にシンプルです。コネクタの数も少なく間違いにくくなっています。もちろんこれは機能性とのトレードオフで、ちょっと手の込んだ使い方をしたいときは足りないことも出てきますが、普通の会議で使うには問題ありません。コンパクトにするために拡張性を犠牲にしたということですが、大多数のユーザにはこちらの方がよいでしょう。

テレビ会議システムとしての機能もすでに成熟しており、足りないものはほとんどありません。最大4拠点で接続できる多地点接続機能もオプションで提供されており、これをインストールしてある機器があれば簡単に複数拠点での会議ができます。もちろん5拠点以上の会議を行いたい場合には別途MCUなどのサーバーが必要ですがこれは仕方ないところです。

操作性については各メーカー特色があり比べるのは難しいですが、リモコンもシンプル、操作画面もシンプルで好感が持てます。Ciscoが買収するまではTANDBERGというメーカーのブランドで細かく改善をしてきた積み重ねを感じます。

ライバルメーカーのPolycomに比べて少し弱いのがマイクでしょうか。コンパクトですが、集音範囲にも限界があるので広い会議室で利用する場合には2個使うのがおすすめです。

Cisco SX20 Quick setのその先は

H.323に対応したテレビ会議システムとしてはほぼ完成形ともいえると思います。メーカーとしてはクラウドとの連携がこれから力を入れるところのようですが、そこは必要のないユーザーも多いでしょうからテレビ会議の機器としては持っておいて損のない機器といえます。

これまでは中古の機器としては流通が少ないため価格がこなれていないのが難点でしたが、少しづつ中古の商品が増えてきて手頃になってきました。まさにお勧めの一品です。

詳細な商品情報や販売価格は以下をごらんください。

Cisco SX20 Quick Set(多地点機能内蔵)の商品ページ

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