多地点会議とは テレビ会議技術紹介
遠隔地との会議にとても便利なテレビ会議システム。
東京オフィスと大阪オフィスの2拠点間の会議でももちろん便利ですが、
3拠点以上を接続した会議となるとますます便利です。
しかし、「テレビ会議は相手を1カ所呼び出す機能しかないけど。。」
と思ったあなた、その通り。
3拠点以上で会議をするには普通のテレビ会議とは別の仕組みが必要
です。それが多地点接続の機能/装置です。
(1)多地点機能内蔵タイプのテレビ会議システム
4拠点から6拠点くらいの拠点間をつないで会議を行うのによく
利用されるのが多地点機能内蔵タイプのテレビ会議システムです。
よく親機と呼ばれます。(この機能がなく、親機につなぐのが子機
になります)
多地点機能を内蔵したテレビ会議システムは他の数拠点とつなぐ
ことができ、子機同士は親機経由で映像・音声のやりとりができ
ます。
とても手軽に利用できるのでかなり普及しています。中古での
取引でもとても人気があります。
(2)多地点接続装置(MCU)
拠点数が多くなると多地点機能を内蔵したテレビ会議システムでは
性能的に無理があり、専用のサーバーが利用されます。
会議に参加するテレビ会議システムはすべてこのMCUに接続し、
MCU経由で会議を行います。
中規模から大規模のテレビ会議はすべてこのMCUを利用して会議
が行われています。
詳細な設定ができたり予約機能があったりと機能も充実している
ので管理する担当者が必要なことが多いですが、エンドユーザと
して利用するのは簡単です。
かなり高度なシステムなので費用も新品だと数百万円〜数千万円
とかなり高額になります。(接続できる拠点数等で金額が変動)
多拠点での接続が可能になると全社での会議や朝礼などで活用できる
のでテレビ会議が普及しはじめた初期のころから活用されています。
以前は機器のトラブル等もかなり多かったのですが、最近はそんな
ことはなくなったので安心して利用できます。