テレビ会議技術情報 IPネットワークについて
テレビ会議を利用するにあたって通信ネットワークの利用が不可欠です。
少し前まではISDN回線も利用されていましたが現在はほとんどが
IPのネットワークになっています。
主なIPネットワークの種類と使い方は以下の通りです。
(1)社内ネットワーク
多くの会社は社内のネットワークを構築していると思います。
メールのやりとりやファイルの共有や社内システム等で利用している
ネットワークです。本社と営業所、工場の間や社内のサーバー類が
つながっているネットワークです。
回線帯域の問題もありますがこの社内ネットワークにテレビ会議も
つないで利用している会社も多いです。
社内ネットワークには信頼性の高い通信キャリアのVPN網を利用する
場合やインターネットを利用したインターネットVPNなどの方式が
あります。詳細は社内のシステム管理者に確認すればわかるでしょう。
(2)インターネット
テレビ会議の通信負荷を懸念して社内ネットワークは利用しない場合や、
社内ネットワークを構築していない小規模な組織での利用、外部との
通信を行うため社内ネットワークでは用をなさない場合などでは
インターネットもよく使われます。
モバイルネットワークでの利用もできないわけではありませんが、通信
の安定性を考慮すると固定回線(できれば光ファイバーの回線)が適して
います。
テレビ会議システムで標準的に利用されるH.323という方式では
インターネットのNAT(アドレス変換)の仕組みと相性がよくない
ため、利用には注意が必要です。
→詳細はこちらをご覧ください。