このコネクタはなんとかしてほしい!
テレビ会議システムにはいろいろなケーブルを接続して利用します。
電源ケーブル、音声ケーブル、映像ケーブル、カメラケーブル、LANケーブル などなど。
たいていは問題ないのですが、中にはトラブルの元になるコネクタがあります。
上下対象ではなく、ケーブルもコネクタも上がどちらかというのは決まっているにも
関わらず、上下逆でも挿さってしまうもの。。
挿さらないようであれば、「あれ?おかしいな。」と思いますが、なまじ挿さるので
おかしいことに気がつきません。
「映像がでないぞ、壊れたのじゃないか?」と思うのも無理がありません。
いくつかありますが、たとえば
(1)Polycom HDXシリーズのマイク
コネクタは四角形ですが、上の方の両端が少し丸くなっています。
良く見ればわかりますが、上下逆でもささってしまいます。。
その場合にはマイクは動作しません。
「マイク壊れています。」
「コネクタの上下見た?」
「あっ。」
動作確認に慣れている当店の担当者でもたまにうっかりやって
しまいます。。
(2)Polycom HDXシリーズのカメラ
こちらはやや台形に丸みを帯びた形。見たら上下はわかります。しかし、
コネクタが背面にあることもあり、手探りでやることもしばしば。
こちらも上下逆でもささってしまうのです。
「リモコンが効かないのですが。」
「カメラの映像はモニタに映ってますか?」
「真っ青です。」
映像が真っ青なのはカメラの映像が来ていない可能性が高いです。
そしてカメラにはリモコンの受光部があるのでリモコンが効かなく
なります。
「カメラの不良か、カメラケーブルの不良か。。」
と私も思いましたが、経験豊富な担当者が、
「カメラケーブル逆かもしれませんよ。」
「確かに!!」
確認してもらったところ不具合は解消しました。
「リモコン効きます!」
「よかったです!(内心ホッ)」
(3)SonyのISDNモジュール
もちろんPolycomだけではありません。こちらはSonyのISDN
モジュールです。
Polycomのマイクと同じですが。。
上下逆でもささり、もちろん動作しないです。。
普段はあまり抜き差ししないので気がつかないですが、移設した
際などには原因不明の不良に悩まされる事になります。
ここにあるのはあくまで一例です。コネクタの接続には十分注意しましょう。