人気機種紹介 SONY PCS-XG80

SONYのテレビ会議システムで当店で人気の機種がPCS-XG80です。2008年の11月に発売され、ごく最近まで販売されていた非常に長寿だった名機です。

SONY PCS-XG80の特徴

SONYではHDハイエンド機のPCS-HG90という機種を2006年に発売していましたが、他の機種との接続が難しい、価格が高いといった問題で普及が進みませんでした。

その後2008年に満を持して販売開始されたのがこのPCS-XG80です。720p(1280×720)と1080i(1920×1080)に対応しており、筐体もコンパクト。また、オプションになりますが、H.239方式の資料共有や、最大同時6拠点の多地点接続の機能もあります。これだけでも他社のハイグレード機になんら遜色はありません。
価格は販売当時の定価で110万円+税。

社内と社外で会議を利用するのに便利➖デュアルネットワークインターフェース

更にPCS-XG80の最大の特徴はLANインターフェースが2つあることです。

「社内でのテレビ会議は社内の専用ネットワークを利用して行っているものの、社外との会議もインターネット経由で行いたい。」という要望はよく聞きますがテレビ会議では社内ネットからインターネットに抜けるのがWEBやメールのように簡単にいかないのです。

そのため、専用のサーバーやプロキシー装置を導入したりと、思ったより大変です。

これをコロンブスの卵的に解決するのが、PCS-XG80の、このLANインターフェース2個という作戦です。そもそも社内ネット用とインターネット用で別々のLANケーブルを各ネットワークに接続し、社内でのテレビ会議を利用する際は社内ネット用のLANインターフェースを使い、社外との会議を行う際にはインターネット用のLANインターフェースを使うのです。

PPPoEのサポート

PCS-XG80に限らずSONYのテレビ会議システムの多くは、PPPoEのサポートをしているのも大きな特徴です。
インターネットに接続した場合にはテレビ会議システムやルーターにNAT(アドレス変換)の対応が必要になることが多いですが、ルーターの代わりにテレビ会議システム自体がPPPoEという方式でインターネットに直接接続した場合にはNATに対応する設定が必要ありません。
インターネットを利用するにあたってPPPoEに対応したネットワーク(NTT東西の光アクセス回線など)を利用することが前提になりますが、かなり普及している方式で、費用も低額なのでオススメの方法です。

NATにに対応した設定についてはこちら 

多地点会議機能

PCS-XG80にはオプションで多地点会議を開催できる機能を追加できます。最大6拠点接続の会議ができるので大変便利です。多地点会議中に資料の共有も可能ですし、ISDN回線経由の参加拠点や通信速度の異なるテレビ会議システムの参加も可能など、まさに至れりつくせりの構成になっています。(一部機能は更に別途オプションが必要です。)



映像・音声ともに高品質で、機能的にも従来のSONYの機種を踏襲した上でグレードアップしているPCS-XG80は当然のように人気機種となり、10年近くも販売される人気機種となりました。すでに新規販売は終了したものの、中古機器としても大変人気のある機種です。

詳細な商品情報や販売価格は以下をごらんください。

SONY PCS-XG80の商品ページ

Sony PCS-XG80(多地点内蔵・資料共有内蔵)の商品ページ