Polycom(ポリコム)製テレビ会議システムの使い方 – HDX7000 その2 初期設定
前回はPolycom HDX7000の構成品や接続について簡単にご案内しました。
⇒前回の記事はこちら
今回は実際の使い方についてご案内します。まずは初期設定です。また、こちらはHDXシリーズでほぼ共通なので、HDX8000やHDX6000などご利用の場合も同じです。
初期設定
HDX7000を最初に利用する際には初期設定が必要です。本体真ん中の電源ボタンを押すとポリコムのマークが出たり消えたりして2,3分すると最初の言語選択の画面が出てきます。
言語選択
スピーカーをつなぐと世界各国の言語でのあいさつが聞こえてきます。ここはリモコンの矢印ボタンと確定ボタンで日本語(もしくは他の希望の言語)を選択しましょう。選択した言語での「ようこそ」画面に切り替わります。
次に進むと国名選択になります。「Japan」しか選んだことがないので他の国を選ぶとどうなるかよくわかりません。。多分時刻のタイムゾーンなどが調整されるのでしょう。(適当ですみません。設置してある国を選んで下さい)
システム名の設定
次に設定するのがシステム名です。接続した際に相手側に表示されたりしますので拠点名などを入れるのがよいと思います。接続する可能性がある他の拠点名と重複しない名前がよいと思います。「HDX7000」とか、「Meeting Room1」などではなく、「Nagoya Branch」とか、「Sapporo Room1」などの名前がよいと思います。
この時点で他の項目(H.323名など)にもシステム名と同じ名前が引き継がれるため、後からの変更が面倒なのでなるべく最初によく考えて決めて入力ください。
LAN設定
必須の設定がネットワーク設定です。こちらは社内のシステム管理者に確認いただくのがいいと思います。
IPアドレスは通常はIPv4の方のみ設定すれば問題ありません。初期値は「IPアドレスを自動的に取得」になっていて、ネットワーク上にDHCPサーバーがあればすでに勝手にアドレスを取得していると思います。ただし、発信専用で利用するということでなければ通常はIPアドレスは指定する形になりますので、「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を入力してください。
PC LANポートが有効にチェックを入れて下さい。「EAP/802.1xが有効」、「802.1p/Qが有効」は通常チェック不要ですが、システム管理者に確認するとより確実です。
セキュリティ
管理者設定メニューに入るためのIDとパスワードです。ネットワーク経由でブラウザで管理画面にログインする場合にも利用されます。初期値は機器のシリアル番号(本体背面に貼られているシールに記載の14桁英数文字)です。そのまま進むとシリアル番号がそのままパスワードとして利用されます。後からも変更可能です。パスワードを忘れた場合にはハードウェア初期化をする必要があります。
リモートからブラウザにて設定変更等が行えますが、その際にログインを要求する場合にはチェックを入れます。インターネットに接続しているような場合には必ずチェックください。
登録
登録は特に不要なので「登録」のチェックは外して次に進みます。初期設定はこれで終了です。
自動的に再起動がかかって、利用可能になります。
ポリコムのマニュアルについて
PolycomのHDXシリーズのマニュアルは以下からダウンロードできます。(2019年2月時点の情報です)
Polycomサポートページ(英語)
https://support.polycom.com/content/support/apac/apac/en/support/video.html
Polycom HDX管理者マニュアル
https://support.polycom.com/global/pw_item_show_doc/hdx_ag_ja.pdf
次回はHDX7000の簡単な利用方法をご案内します。
詳細な商品情報や販売価格は以下をごらんください。
Polycom HDX7000の商品ページ
Polycom HDX7000(多地点接続内蔵)の商品ページ
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